F3プライベートテスト1日目

【レーシングドライバー松村浩之インフォメーション】(ニュースリリース)

■■ F3テスト走行(プライベートテスト)1日目レポート ■■■■■■■■■■■■■■■

*日時:6月22日(木) 09:00-18:00
*天候:晴れ時々曇り/終日ドライ
*マシン:LOLA B06-30
*エンジン:Spiess Opel
*チーム:HS Technik

RECARO FORMEL 3 CUP (ドイツF3)に参戦中の松村浩之は、6月22日にドイツ・Euro Speedwayでプライベートテストを行った。

今回のテストは、松村選手のこれまでの活動の成果をチェックするのが主な目的で、ドイツF3のポイントリーダーでもあるFOSTER選手が所属する「HS Technik」より2006年モデルのLOLAB06-30を使用して行われた。

松村選手は走行開始直後からサーキット各所で高い安定性を体感し、好感触を得るが、他車がコース一面に撒いてしまったオイル処理により、1時間程ピットで待機となる。

再開後、徐々にペースを上げるものの、今度は松村選手のマシンに燃圧低下のトラブルが発生。この症状はFOSTER選手の車両にも度々発生していた問題らしく、チームからの要請を受け、このトラブルの解消のために終日を費やすこととなった。さまざまな部品を交換し、その度にコースイン、状況を確認する作業を繰り返すものの、結局改善されず、明日も引き続き問題解消に向けた作業及び確認走行を行うことになった。

しかし、燃圧低下によるエンジンのバラツキが発生していたにも関わらず、既にかなり走りこんだオールドタイヤで前回同コースで行われたレース中のベストラップタイムをあっさり0.5秒上回った松村選手。それもまだまだプッシュしておらず、問題が解消すれば更なるタイムアップが期待できる状況で、前回のポールポジションタイムを超えることも夢ではない。

トラブルはあったものの、ローラマシンの高いポテンシャルを体感することができた松村選手。マシンもチームのテストの進め方にも、非常にコンペティティブな印象を受けたようで、精力的に問題解消のための確認走行を行った。

チーム「HS Technik」は、実際のメンテナンスは昨年ユーロF3で平手選手が所属していた「チームロズベルグ」が行っており、松村選手の車両のチーフメカニックは、ニコ・ロズベルグのF3時代のチーフだった人物という好体制でのテストとなった。

今回のトラブルにより、再度別日程でのテスト実施を現在チームと調整中。
テストは明日も同じ時間帯で行われる。

【松村選手コメント】
待ちに待ったテストの日を向かえ、ワクワクしながら、ローラのマシンに乗り込んだ。始めて走ったローラシャーシの感触はすごく良く、高いポテンシャルを感じた。ただ、燃圧のトラブルが出てしまい、チームからFOSTER選手のマシンにも出ていたという、この厄介なこのトラブルを直すためいろいろ試したいと言われ、今日はその確認作業に徹して走行した。トラブルは結局直らず、明日も色々試すことになったが、この車、このチームで乗れてすごく良かったと思う。今日は自分のレース中のタイムは上回ることができたので、明日は頑張ってFOSTER選手の予選タイムを抜きたい。